小1の壁だったことを列挙してみたらキリがなかった
この投稿では、私の住んでいる自治体でのもの、かつ息子が通っていた園のルールや、進学した小学校のルールを挙げたものなので、他の自治体、学校とは異なる点もあると思います。
また、息子はかなり手のかかるタイプなので、定型発達のお子さんであればここまで苦労しないかな…という点も含まれておりますので、ご了承ください。
学校という環境の壁
登下校の壁
登校時間
息子の通っていた園の朝の開園時間はありがたいことに7時でした。出勤で7時半より前に家を出発する夫に保育園の送りを担当してもらっていました。私は夫より10分ほど遅くに出発でしたが、二人を見送った後、ざざっと家の中を整理したり、ごみを出したりできたのでよかったです。夫は、私も子どもも就寝した後に帰宅するので、保育園の送りが平日の貴重な育児の関わりでもありました。
しかし学校はそんなに早くは開いていません。入学当時は8時5分が開門時間、その後、先生方の働き方改革ということで、開門時間は8時15分~25分になりました。切り替えが悪くオンタイムに行動できない息子をこのわずか10分の間に登校させろと!?
しかしそもそも開門まで待っていると私の出勤時間が間に合わないので、7時50分ごろまでに結局校門まで送り届けたあと、昇降口の前で待ってもらうということにせざるを得ませんでした。猛暑の日も、大雨の日も、雪の日も、黄砂の日も、中に入れてもらえません。友達トラブルの多い息子は、この待ち時間にトラブルを何度か起こしました。
いきなり一人で登校なんてできない
私の住む地域では集団登校のシステムはありませんでした。上記の理由から夫に送り担当をお願いできなくなったため、私がはじめは子どもと一緒に登校していました。駅に行くまでの道で、途中までは一緒なのでよかったですが、そこで別れることができず、毎日校門まで付き添いました。校門で泣いてしまうときは、校門に立っている先生に託しました。(中には、教室まで付き添う方もいるようです)
他のお子さんといえば、お兄ちゃんやお姉ちゃんと登校する子、はじめからしっかり一人で登校してくる子、近所の子と一緒に登校してくる子、がほとんどで、親が学校まで付き添うのは少数派でした。
同じマンションに同級生の子がいましたが、母同士で面識もなく、そもそも友達トラブルが多い息子なので、子ども同士だけで行かせるわけにはいきませんでした。(実際、一度だけ登校のタイミングが重なり、一緒にいかせてみたことがありましたが、案の定、途中で走ろうよ!ダメだよ!みたいなしょうもない口喧嘩から始まり、癇癪をおこして学校から逆の方向へ消えてしまい、私も出勤の電車に乗ってしまっていたので、先生が近所を捜索したという事件がありました…涙)
そんなこんなだったので、途中でバイバイできるようになったのが3年生の中頃、家から一人でいけるようになったのはなんと4年生の中頃でした!(普通のお子さんならもっと楽だと思います)
下校後、学校から離れた学童へ
校内に学童もあるところもありますが、わが校の場合は学童が学校から離れており、各自放課後、徒歩で学童に行くことになっていましたが、息子の場合、そんな自己管理は無理だろうということで、学童の職員にお迎えをお願いしていました。(数百円でそういうシステムが利用できました。)ただ、切り替えの難しい息子は、帰りの会から気持ちが切り替えられず泣いたり怒ったりして、よく職員室に預けられ、先生やお迎えの学童職員を困らせていました。
給食の壁
保育園では、給食の時間がきっちり決まっていたわけではなく、配膳も先生が行っていました。時間に制約もなく、食べるのがゆっくりな子はのんびり食べていました。
小学校では給食当番があり、給食のワゴンを運んだり、何班から順番に給食をとりに並ぶ、のようなルールもあります。最後まで食べた人がおかわりができる、嫌いなものでも一口は食べる、など、それぞれの担任が決めたルールもあります。
かなりの偏食だった息子は、牛乳と白いご飯とデザートしか食べられず、でも食べられるものはおかわりしたがり、学校独自のルールにかなり反抗しました。
また、1番目に並びたい、というこだわりがあり、順番でないのに1番目に並んでしまうため、トラブルになりました。
また、親の負担としては「給食袋」です。指定の大きさの袋・ランチョンマットと、マスク、口拭きタオルの一式を毎日持たせます。私はしょっちゅう持たせるのを忘れました。何セットか用意していましたが、洗濯後にくしゃくしゃになってしまうので、アイロンをかける作業も面倒でした。
親の負担としてもう一つは、長期休みや、始業式後、終業式前は給食がない、ということです!
これは本当に痛いです。ただでさえクソ忙しい朝の時間に、弁当を作るタスクが増えます。
あと、水筒は毎日持たせます。水筒の蓋は年に2回くらいぶっ壊してきます。
時間割の壁
保育園に時間割はありません。息子が通っていた園はかなり自由な園だったため、決まった時間に朝の会や帰りの会もなく、昼食の時間もその子のタイミングでという考えでバラバラでした。トイレのタイミングも、自分で考えて決める、という自主性を大事にしていました。
きっちりしたところだと、ふんわりと1日の流れが決まっていて、活動にメリハリがあり、トイレに行く時間もなんとなく決まっていて、集団行動が多めの園もあるかもしれません。
保育園での自主性を尊重する方針が、小学校へあがってからのギャップになってしまいました。
授業が45分ごとにころころと変わり、トイレは休み時間に行っておく、給食は全員そろっていただきますをする。気持ちの切り替えが苦手な息子は、あたりまえの1日の流れに気持ちがついていけませんでした。
放課後どうするか問題の壁
学童
保育園も激戦でしたが、学童も点数が低い場合は落ちます。私の希望する学童は、1年生で両親フルタイムの場合はほぼ100%入れていました。学年があがるごとに点数が下がるので、3年生では学童に来ている子は数人だったので、確実には入れるのは2年生までと思っていたほうがよさそうでした。
学童の集団下校時間が17時でそれ以降は延長となり、お迎えが必要です。ほとんどの子が集団下校で帰っていたのですが、それって17時すぎには親が家に帰っているってこと…?フルタイムとは…?そこは謎でした。
保育園は18時までが預かり時間、それ以降が延長で20時まで預けることが可能でした。延長利用者も3割くらいはいた気がするのですが、みなさん小学校以降どうされてるのでしょう…
ほか、保育園と違うところは、圧倒的に先生の人数に対して子ども人数が多いこと。
息子が行った学童は、施設が児童館を間借りしているところだったので、児童館を利用する子どももくるので、マジで朝の満員ラッシュの子どもバージョンでした。部屋から廊下から子どもがギュウギュウでカオス!
教室開放(放課後預かり)
学童に入れなかった子の受け皿として、学校の教室を1部屋開放して、放課後過ごす場所として誰でも利用できる制度がありました。
自治体によってはおやつが出て有料のところもあるようですが、私の住む自治体では、審査なし、おやつなし、職員は外注でしたが、基本見守りをするのみで学童のように遊びを企画したりということはありません。
誰でも利用可能な点はよかったですが、17時で閉まってしまうこと、職員が見守りのみなので、配慮の必要な子にとっては不安、保護者会などのイベントがあるときは激込みになったり、卒業式や就学前診断などのイベントの日は閉鎖になったりというデメリットがありました。
放課後等デイサービス
幼児のころから児童発達支援の療育を受けていた息子は、放課後等デイサービスも選択肢の一つでした。
しかし(これは別の記事に書こうと思いますが、)とにかくまず空きがない。空きがあっても、雰囲気が子どもに合いそうもない、送迎があるにしても遠すぎる、職員が大丈夫かこれ?な雰囲気…等あり、1年生4月から利用することはできませんでした。
1年生4月から必ず、どこでもいいから利用したい場合は、年中くらいから動かないとダメですね…
また、放課後等デイサービスの問題として、長期休みは預かり時間が短くなります。
帰宅後から地獄の戦いが始まる
保育園時代にはなかった、宿題
宿題ちゃんとできる子はいいんです。読み飛ばしてください。
まず、宿題をとりかからせるのに戦いがあり、1時間くらいかかることもありました。勉強ができないので、ドリル1つにしてもかなり時間がかかります。デフォルト「算数ドリル」「漢字ドリル」「音読」の3つでます。授業を理解してこないので、その単元を私が説明しなければならないこともしばしば。私は先生じゃないので、うまい教え方がわからず余計怒らせます。いや、自分はそんなところで躓かなかったから、そもそもなんでそれがわからないのかも理解できない。丸付けも親。間違ったところを指摘するとまた暴れます。あいうえおが分からず入園したので、当然音読も困難。漢字なんて100%読めないので時間がかかりすぎるので正直5行くらいで勘弁して…という感じです。これが終わるころには20時を過ぎてしまうこともありました。つきっきりで対応しているので、夕飯の準備もその後からです。保育園の時はもうとっくに寝かしつけに入っていた時間です。
学年が上がるにつれ壁じゃなくなってくることもありますが、宿題に関しては、学年が上がるにつれ困難が大きくなります。はじめは2+3=5とかでよかったものが、289×739=?????とかになってくるからです。正解ならいいんです。丸付けは答えを見ながらするんで。しかしこれまたドリル20問中16問くらい間違ってきます。3桁×3桁は筆算の中で9回の九九を正解させなければなりません。絶対どこかで間違うんです。それをどこで間違ったか見つけて指摘する作業とか地獄極まりないです。こっちだって仕事行ってただでさえへとへとで帰ってきているのに。
子ども(と親)の精神面の壁
まず子どもにとっては環境がガラッと変わるストレスがあります。
同じ園出身で、同じクラスになった子は一人いましたが、それ以外は全員新しいお友達。先生も初めましての人ばかり。見通しを立てるのが難しかった息子はかなり不安だったと思います。
親にとっても、保育園は、プロの保育士さんに預かってもらう安心感、仕事をしているということが大前提なので、毎朝「お仕事いってらっしゃい!(お子さんはお任せください!)」と送り出してくれる。育児に困ったときは相談に乗ってくれます。お迎えの時に少し話すので、園での様子は毎日聞くことができます。
周りのママさんたちもみな仕事をしているので、適度な距離感で割とドライな接し方でOKでしたが、小学校では仲良しグループママ友のような方々もすでに多く、勝手に気が引けます。
PTAの恐怖
保育園時代は特に親同士の集まりや、親が園の何かをお手伝いするようなこともありませんでした。
なので小学校のPTAは恐怖でした。案の定、入らない選択肢はありませんでした。
息子の小学校の場合、PTAは「立候補する」か「誰も立候補がいなかったらやる」の2択!!会長や副会長など本部の仕事を1年すれば、卒業までPTAはやらなくていい切符がもらえますが、それ以外だと2巡目もあり得ます。
PTAになってしまうと、こんなに時間がない平日にPTAの仕事もどこかにねじこまなければいけません!
資料を作ったりする仕事だと、土日も潰れます。
長期休暇どうするかの壁
学童に入れれば、学童に朝から預けることができますが、保育園の時のように7時に開くわけもなく、開く時間はなんと8時半でした。それでも出勤時間はかわらなかったので、30分以上、建物の前で待たせることになりました。夏休みなんて猛暑で蚊もすごかったですが、職員の方が出勤していても中に入れてくれることはありません。そして当然毎日お弁当です。
身の回りの世話
永遠に終わらない名前書き
保育園時代にも記名作業はありましたが、小学校はそれの比じゃないです。足し算カード、引き算カード、九九カードのような単語帳のような紙に1枚1枚全部に記名するとか、お名前スタンプ持っていても気が狂いました。
体操着や水着、タオルなど、縫い付けが必要なタイプの名前書きも。これ、裁縫苦手なお母さんどうするんだ…。前もってわかっていれば実母に頼むこともできますが、入学式に黄色い帽子が配られて、明日までに校章つけてきて、という紙を夜に発見して発狂する…なんてことも。
自己管理ができない息子の持ち物チェック
明日の持ち物や連絡事項は、配布物、学年だより、子どものiPadに配信か、親向けのアプリに配信されてきます。これ、ほんと統一してって感じです。毎日全部チェックして、次の日の荷物の準備をします。次週の時間割は金曜日に配られるけど、宿題はiPadに配信、とか、学年あがって担任が変わったらそれが逆になったりとか。学校にiPad忘れて次の日の時間割も宿題も何にもわからなかったことも。「親向けのアプリ」に全部配信してくれ!!
最恐カード、学級閉鎖
保育園はインフルが10人出ても、お休みになりません。本人が元気であれば預けられます。
(※2020年~コロナの緊急事態宣言時は、例外的に休園がありました)
学級閉鎖とは、「急に来る」「わが子が元気な時に限って」「1日じゃ済まない。だいたい2~3日」「学童や習い事もすべてストップ」働く母にとって最恐のカードです。絶対休めない仕事がある時、責任のあるポジションの方、どうしたらいいんでしょう。答えは闇の中。一番最悪なことは、学級閉鎖が明けたらインフル罹患、ですね。こうなると半月位出社できない覚悟を…
配慮の必要な子(発達障害児)の壁
支援級という選択
自治体によっては「情緒級」の設置があり、知的な遅れはない発達障害の子が入れる場合がありますが、我が自治体では「情緒級」の制度はなく、知的遅れがない場合は普通学級に在籍し、通級でサポートするという体制でした。
小学校にあがるとこれまで利用していた市や民間の児童発達支援がなくなるため、いわゆる「療育」を受けられるところが限られてきます。せっかくここまで療育してもらってきたのに…ぷつっと支援が切れてしまうようで心細かったです。
フルタイム勤務で小1の壁を乗り越えるには結局のところ
・リモートワーク(夫婦どちらかでも)
・(元気で動ける)両親が近所に住んでいる
結局こうなります。これ、どっちかないと詰みます。