時は保活が戦争だった時代
「保育園落ちた死ね」のワードが広がったあの時代。
東京都杉並区の区役所に、保育園に落ちた母たちが団結して抗議に押し寄せた、あの時代。
今でこそ、保育園の数が増え、待機児童ゼロの自治体も増え、1歳児で落ちたらもう一年育休延長できるようになったり、少子化で徐々に子供の数の減ってきて、あの頃よりだいぶ入りやすくなっていると思いますが。
私が保活をしたのは、あの大激戦時代になります。
予定日は、保活に不利な2月
なぜ2月が不利なのかというと、もっとも募集枠の多い0歳児4月入園の場合、4月の時点で「生後57日(生後2か月)」を条件としている園がほとんどだからです。2月、3月生まれの場合、4月の時点で「生後57日」に満たないため、必然的に0歳児から入園することができず、もっとも激戦な1歳児枠で入園を狙うしかありません。
※ちなみに2月の初旬に産めばギリギリ「生後57日」に間に合いますが、「生後57日」でそもそも保育園に預けて仕事復帰なんてできるのか?まだまだ夜中の授乳もあって細切れ睡眠の時期に、仕事なんてやってられるかという問題もあります。生後2か月のまだ首も座らないぐにゃぐにゃの赤ちゃんを7時間も8時間も園に預けるのに抵抗がある場合もあるでしょう…。
なんでこの時期に妊娠してしまったんだ…もう高齢出産で妊娠は難しいかもしれないと思っていたので、妊娠できたことは良かったとはじめは思っていましたが…
1歳児枠で入園するには、加点は必須
当時住んでいた某区の区役所で話を聞いてみると「1歳児枠は加点があっても半分は落ちる」と言われました。
おいおいそこで落ちたら本当に絶望じゃないか…
まず大前提として、両親フルタイムで復帰して、「満点」を得る必要があります。そこにさらに1点、加点が必要なのです。
そして加点を得るには、仕事に復帰して、認可外保育園に半年以上預けている実績が必要でした。
こんなに激戦なのに、4月でもない途中入園なんてできる認可外園なんてあるのかよ!!
派遣元で産休・育休を取ったら、「満点」にならない!?
認可外園探しも大苦戦しましたが、それ以上に頭を抱えたのがこの問題でした。
仕事復帰後、多くの人が「時短勤務制度」を利用すると思うのですが、派遣の場合、「時短勤務」という概念がなく、例えば派遣先の会社が7時間勤務であるところを6時間勤務にして働く場合、「1時間の時短勤務」ではなく「6時間勤務」として契約するのです。
保育園の申込で提出する「就業証明書」(←就業先、派遣であれば派遣元の労務管理担当に書いてもらう)には、「勤務時間」「時短勤務を取得した時間」を書いてもらう欄が別々にあります。
正社員であればそこに【勤務時間:7時間】【時短勤務:1時間】と記入してもらえる(=満点がもらえる)のですが、派遣で1時間の時短をする場合、【勤務時間:6時間】としか書いてもらえないのです。
すると、母親が「フルタイムではない」とみなされ、減点となり、そもそも必須の「満点」が取れないのです!
これはやばい…!!
派遣元に交渉をこころみる
なにはともあれ、派遣元に事情を説明し、なんとか「6時間」ではなく「勤務時間7時間、時短勤務1時間」と記入してもらえないか交渉してみることにしました。
ちなみに、派遣で産休・育休を取得する場合、いったん派遣先は退職することになり、基本的には復帰時に(同じ派遣元で)新たな就業先を探すことになるのですが、私の場合は、元の派遣先に「ここで復帰していいよ」と言われていたため、ありがたいことに新しい就業先を探す手間はありませんでした。これは本当に助かりました。この苦難な上に就業先も1から探さなければならないとなると地獄でした。
当時、所属していた派遣元は、誰もが知る大手の有名な派遣会社です。証明書関連の問い合わせもフリーダイヤルで、おそらく多くの受電担当さんがうけていると思われます。
かなり説明がややこしいのですが、
・保育園申し込みで役所に提出する就業証明書に「勤務時間7時間、時短勤務1時間」と書いてほしいこと
・そうしないと、保育園申し込みの点数が満点がとれず、100%保育園は受からないこと
を伝えたのですが、マニュアル通りの答えなのか?
「6時間勤務であるのなら、勤務時間は6時間、と書くしかない」
「フルタイムで書く必要があるなら7時間勤務で復帰するしかない」
という絶望的な答えが返ってきました。
しかしややこの担当さんが「保活に詳しくなさそう」「マニュアル通りのことを言っているだけ」と感じた私は、「もっと保活に詳しい方や、上の方とお話しできませんか」と食い下がりました。
保育園に入れなければ、就業先が決まっても復帰できなくなるので、派遣会社としても困るでしょう。
詳しい上の担当の方に折り返してもらうことになりました。
功を奏したのは、産休に入る前までの勤務状況!
後ほど、詳しいご担当の方とお話しすることができ、やっと就業証明書の困り状況を理解してもらえました。
その方も「確認して折り返す」という対応だったのですが、結果的に、
「hahanekoさんのケースでは、
・同じ就業先に復帰
・産休前に、規定通り予定日の6週間前までフルタイムで勤務している
という状況から、勤務時間7時間・時短勤務1時間として記入が可能です」
ということでした!!神!!問い合わせてよかった!!
逆に、同じ就業先に復帰できない場合や(派遣ではこのほうが多いと思います)、産休前に大事をとって勤務時間を短くしてしまっていたり、予定日の6週間前より早く休みに入ってしまっていたら、この対応はしてもらえなかったということか…
真冬の妊娠9か月、巨大な腹かかえてさらにその上にコート着て、満員電車でぎりぎりまで働いたわたし、グッジョブ!!
就業証明書問題は無事クリア
そんなわけで、就業証明書問題は無事にクリアすることができました。
次なる試練は「認可外保育園で、途中入園できるところを、9月までに探さなくてはならない」(※認可外園に預ける期間が6か月以上でないと、加点にならないため)ですが、
これもまた壮絶に大変でしたので、またの機会に書きたいと思います。